高額所得者への課税

アメリカの中間選挙では共和党が大勝したらしいですが何ともはや。
その焦点となったのは高額所得者への課税問題で、共和党の主張する所は高額所得者は本人が努力してその所得を得たのだから高い税率を課すのは不当、だとか。
えーと、努力万能主義とでもいうかなんというか。日本でも未だにこういう主張をしている人がいますけれど、余程の温室育ちなのかと言わざるを得ないです。
人種差別、性差別、障害者差別、親の所得、生まれた地域、そういったものが一切加味されず本人の努力の多寡のみで所得が左右されると思っているのならば、その考え方こそよっぽどお花畑と言わざるを得ないですよ。
成功者は自分の成功は運が良かったからだと考え、失敗者は自分の失敗は自分の努力不足だと考える。これがあるべき人の姿だと思います。後者は結構皆出来ているんですが前者が出来ている人は案外少ないような。自分の成功は自分自身の努力のみによるものではないと、どうして謙虚になれないんでしょうか。