立ち止まらない人々

とある労働組合のイベントに行ったんですが、怖かったです。
立ち止まるどころか、目も向けずに歩き去る霞が関の人々が。どうしてこんなに徹底して無関心でいられるのかと思いました。その冷淡さに寒気がしました。
新卒入社したエリートには、非正規が餓えて死のうがどうでもいい事、かぁ。少なくとも私が学生の頃は、問題意識とか持っていましたけどね。
きれいなスーツやコートを着た職員達と、汚れた服と顔の労働組合の側では、一見して違う人種と判別できました。まるで公民権運動時代のアメリカだと思いましたよ。片や黒人、片やWASP。日本は単一民族だなんて言えませんね(沖縄やアイヌの件ではなく)。
非正規の叫びを空気のように無視して、楽しそうに昼休みを謳歌する若い職員。格差社会ってこういう事なんだなというのを、目ではっきりと見て取りました。これは怖いなと。収入で容姿が決まるのか、それともその逆なのか。

どうして日本人はこうも他人に無関心なのかと、ぐぐってみたら同じように思っている人は沢山いる模様。でも他人の不幸に無関心な一方で、国母選手の件にあるように、不必要に他人に干渉する事には余念がないとも思う。
何か、こういう話をどこかで見たような。イギリス人(違ったかも)は他人のライフスタイルに干渉はしないけれど、困ってる人を見たら助けようとする。日本人は他人のライフスタイルには口を出すけれど、困った時に助けを求めても応えない。……というの。日本人最悪ですねー。実際に外国がどうかは知らないけれど。