やっぱ外圧しかないのか

労働運動のやり方。
返す返すも思うのは、正攻法では駄目な気がする。
マハトマ・ガンディやキング牧師。手段として用いたのは、塩の更新やバス・ボイコット。「理不尽な境遇を変えて下さい」と、抑圧者にただお願いし続けるだけでは、相手は聞く耳を持ってはくれなかったのでは?と思います。
必要なのは非暴力不服従。非暴力でも服従してちゃ駄目なんです。従った結果の「ご褒美」として境遇改善を望むのでは。大人しく言う事を聞くから温情を下さい、なんて態度じゃ駄目なんだろうと(しかし正面からぶつかると解雇される、逮捕される、で本当にやり辛いです)。非暴力の面ばかり強調されがちのように思いますが。
言葉で言っても通じないというのは痛感しました。合法的に、しかし確実に相手にダメージを与えられる方法を探す。それができないものか。思いついた所でどうにもならないかもしれないのですが。
組織の内側から変えるって、まず無理じゃないかと思いました。アニメの話ですが、『コードギアス』のスザクのやり方が甘い理想主義に過ぎないと言われるのもよく分かります。相手の善意に期待は出来ない。より効果的なのは外圧。日本という国は、黒船来航や敗戦でしか変わらなかった。

例えばお客様が神様精神を逆手にとって、顧客の側の良心に訴える。取引先企業に訴える。こんな企業の製品は買わないと、抗議行動に出る。安全性に問題がある食品を買わなくなるのと同じように、労働者を酷使している企業の作った商品を買わないようにする。フェアトレードの精神を、日本国内の労働者に対しても向けてくれればいいのに。顧客から大量に反対意見があれば、企業の側でも問題意識を持つのでは。
でも前に書いたように日本人、本当に他人の痛みに鈍感ですからねー。JR福知山線事故であれだけの死者を出したというのに、その後労働環境が改善されたかというと……。
そういえばトヨタ問題ですが、ネットでは労働環境の酷さで従前から話題になっていましたが、結局大々的に報じられたのは北米でのリコール問題によるものでした。やっぱり外圧でなければ動かない国です。

海外のマスコミに、少しでも広めようとするとか。いわゆる欧米の人権意識に溢れた人々が、興味持ってくれませんかねー。「アフリカの貧しい子供達のために!」「チベットで虐げられている人々のために!」と同様に、「かわいそうな日本の人々のために!」と思ってくれる人がいませんかねー。そんなに優しくはなさそうですが、それでも。youtubeに動画あげるとか。他力本願と言われようとも、暴力による革命が禁じられている以上、誰かに頼るのは仕方がない事だと思います。
外国語が出来る人頑張れ。超頑張れ。いや私も英語他の学習頑張りますが。