陰謀論は個人を救わない

石原のように天罰なんて考えはしたくないけれど、結局、日本という国自体が巨大な実験場だったのかなと思わずにいられないです。本当に絶望的な気持ち。
11日に地震が起こった時点ではまだ軽く考えていました。コンビニで募金だってしました。だけど今はもうそんな余裕がない。我ながら情けないですが、普段から貧しいのですから無い袖は振れません。買いだめをするなというのなら、安心させるような事を言って欲しいものです。これだけ絶望を煽られたら余裕もなくなります。
こんな国滅びてしまえと思う事はよくあったけれど、それはこんな形じゃなかった。日本という国の体制なんかなくなって、属国でも何でもいいから、もっと過ごしやすい社会になる事を望んでいた。でもそんなムシのいい話はある訳ないか。
実際太平洋戦争の後だって、表面上の体制は変わったけれど本当の責任者は何も責任を取らず中身は変わっていなかったといいますからね。
二度の原爆を経験しながらどうして地震を甘くみて原発バカスカ作るような馬鹿な真似をしたの?と思いますが、アメリカの要請と考えれば原爆投下も原発開発も延々と続く実験の延長線上に過ぎないのかもしれない。
どうすればよかったのかなと考えると、人口増加を抑え電力消費を抑え、原発に頼らないようにするという方法しか浮かばないんですが、そんな選択肢は元々許されていなかったのかな。人口多過ぎなのに少子化対策って煽るくらいなんですから、政府は有事の際を真面目に考えてなんかいなかったんでしょう。一見民主主義に見えても結局アメリカの意のままっていうね。
福島原発を廃止できなかった反対派にも一縷の責任はあるのかとも考えてはみましたが。前の県知事も原発反対した途端汚職で更迭されたみたいですし、どの道県民に原発反対を貫く事なんて無理だったんでしょうね。どんなに頑張っても、日本が原発大国になるのは避けられなかったのかもしれない。突き詰めると私を含め、こんな土地見捨てて早く逃げなかった自己責任になっちゃいますか。

けれど結局陰謀論を考えてみたって、力のない庶民にできる事は何もないんですよね。下手すると政治家や財界人だってあっさり消されるのかもしれない。
日本の真実はこうなんだと言われたって、それで何が出来るのかっていう。個人レベルで出来る事は自らや家族が海外移住する事くらいで、その他大勢を救う事なんてできないでしょう。