ノアの方舟の嘘

こういう際には悪どい金持ち程さっさと海外に逃げるものですね。
旧約聖書ノアの方舟の話があったのを思い出しました。あれ、現実にはまずありえませんね。
まぁ聖書なのだから完全なおとぎ話でいいんですが、もし水害は本当にあったとしたら、善良な人々を踏み台にして自分達だけ逃げたノア一族が作ったつくり話ではないでしょうか。
そもそも巨大な方舟を作れたノアは元からその社会において強い立場にあったに違いない。今でいう経団連会長のような立場だったんじゃないでしょうか。多分彼に見捨てられた民の方が、弱い、優しい人達だった。堕落なんてしていない、心優しいがゆえに底辺に甘んじている人が多かったに違いない。ノアは数多くの奴隷労働者に方舟を作らせ、その人々を置き去りにして逃げた訳です。そしてただでさえ人々を見捨てて自分達だけ逃げた上に、死んだ人々を堕落した者として中傷すると。うわあ根性汚い、ノア最悪。自分は卑怯だったから助かったと正直に言えよゴラァという気分になります。
同じように、世界が災害に見舞われた時善良な一族だけが神の声を聴いて助かる伝説は沢山あるようですが、現実は全く逆だと思い知りました。災害で悪が滅んで善人が逃げ延びるなんて事は非現実的です。悪い奴程逃げ延びるのが世の通りだと思います。普段から分かっていた事ではありますが、この地震でますますそう思います。
漫画か小説か何かで、誰か描きませんかね、真説ノアの方舟。不謹慎と言われちゃうでしょうか。

そういえば911事件で亡くなったのも多くは低賃金労働者だったと聞きました。
『希望は戦争』の主張が大間違いなのがよく分かります。平時の勝ち組は災害時にもやっぱり勝ち組。弱い者はどんな時でも損をする。万人に平等に降り注ぐ不幸なんて無い。上の奴は蜥蜴のしっぽ切りで下に罪を押し付けて逃げ延びる。死だって平等なんかじゃない。
まったくもって世の中は不条理です。