私も原発には反対なんですが

原発「運動」の人が嫌いになった…プロパガンダにすぎない理由…
http://sv400s.exblog.jp/15715637/

ここの人の文章に共感する。私も心情的には反原発ではありますが。
金や物は出さずに口を出す、不安を煽るだけで何もしない、反対派の人達の態度に腹が立ちます。勿論反対派の人の全てがそうではないんですけど。こうやって避難させろとかヨウ素剤を配れとか、具体的方法をうったえているのはいい事だと思います(でもネットで語るだけじゃなく直接政府に言ってね!)。
本当に危機感を感じているなら、個人レベルでも出来る事はたくさんあるんじゃないのかな。不安を煽るだけじゃなく。事態が深刻だからこそ他人を助けるために、自分が助かるために、あれこれ頑張ろうって方向にいかない反対派が嫌い。不安や恐怖を煽るだけの言説よりは、空手形の安心の方がまだしも無害というもの。
政府の言う安全なんて信用ならないと言いますが。水道水が危険危険と言われれば水の買占めだって増えますよ。避難しろと煽られればガソリンの買いだめだって増える。当たり前じゃないですか。近付いただけで被曝すると言われたら、トラックの運転手だって怖がりますよ。
農家の人が自殺したと聞きます。多分こうした事は報道されないだけでもっともっと増えるんでしょう。嫌ですが。
汚染された野菜は食べたくない、というのは当然の反応なのかもしれない。風評被害なんかじゃなく本当に危険なのかもしれない。だけどその、自分達の健康への心配が、現に直接人を殺した。勿論悪いのは原発を作って制御できなかった東電だ。でもやりきれない気持ちになる。左派であるならば、リベラルであるならば、ただ危険を語るだけでなくそれならばどうしたらいいのかを相手の立場になって語るべきではないのですか。
放射能による将来の健康への心配が、被災地の人々を自殺や餓死といった直接的な生命の危機に追い込むのでは。
健康被害は本当に怖いけれど、定期的な健診を受け高度な医療を受ける事で治せる部分もあると思う。でも経済苦による自殺は一瞬だ。本来こっちこそ防げる筈なのに。人が人を殺す。
結局、より大勢の安全のために、一部の人を犠牲にするしかないの?と悲しい気持ちになります。
健康に問題はないという言葉をとりあえず信じる人の事を安全厨と呼ぶ。だけどそれは仕方なくであって、みんな心から信じている訳じゃないと思う。高みから愚民を見下し啓蒙してやるという、その態度が気に入らない。
「関東はもう駄目だ!」「西へ逃げろ!」「海外へ逃げろ!」それって弱者は死ねって言っているのと同じなんですが。金もコネもない人間がそう簡単に避難できると思っているんですか。海外で日本からの輸出が全面禁止になったとか、何故嬉しげに語るんですか。反日認定は嫌いですがこれには勝ち誇る事なの?って思います。そんなに日本はもう駄目ならば、難民申請できるかどうか試してみるとかすればいいと思うんだ…外国語ができる人が。
この地震以前にも、日本はもう駄目だから海外で働こうとブログで語っていた人は多かったですが、その語り口次第で印象は全然違いました。エリートでなくても何とかなる道筋を具体的に示す人、ただただ上から目線で駄目だしをするだけの人。