カネカネカネって…

昨日のNHK原発特集の番組、いい部分もあったとは思うのですが、どうも、東電から原発立地自治体に交付金が支払われている事について非難しているような部分が気になりました。それも受け取った側を責めるような文脈で。
えーと、お金を貰って何が悪いのですか?その場所で発電しているのですから当然の見返りだと思うのですが…。仕事をしてお給料を貰うのと同じでしょう、何が悪いんです。
問題はお金を払う事でごまかし原発を余所に押し付けた側と、それを疑問に思わず電気を使い続けた人々の方にあるのでは?原発の特殊性を考え、今回の事故のような大惨事になるのであれば、いくらお金を貰ったって相殺する事はできないでしょうに。
カネは汚い、貰う側も汚い、とでも言いたげな構成。別に何もせずにお金だけ貰っていた訳ではないのに。危険と隣合わせだからこその金額でしょう。

何か、従軍慰安婦は高給を貰っていた!という論を思い出しました。お金をやったからいいだろと言うごまかしと、被害者に対する見当違いな妬みにも似たもの。無賃労働でなければ綺麗な被害者とは認めないという論は危ういと思う。