日本の(ネット上の)フェミニストに失望した

『先生を流産させる会』という、実話を元にしていながら加害者の性別を男子生徒から女子生徒に変えたという映画の存在を知りました。それでtwitterをぐるぐる回っていたのですが…。
放射脳丸出しのツィート、取り分け瓦礫受け入れ反対を見て暗澹たる気分になりました。子宮にシャンプーが溜まるという俗説は嘘だと断言出来るのに、宮城岩手からの瓦礫で健康被害が出るという話は信じるんですか?科学の主流的に否定されている説なのは一緒ですよ。おかしくないですか?御用学者は嘘をついてる、政府は真実を隠してるというのなら、子宮にシャンプーが溜まるかもしれないのでは?
しかも女性差別に基づいて「女は煙草を吸うな」という芸能人がいたからと言って、煙草を吸ってやるという発想になるのが怖い。なんで「男も吸うな」じゃないんです。
日本は子を持つ母親に優しくないから少子化になるんだと、産めよ増やせよ少子化悪玉論を前提にしたツィートばかりなのにもうんざり。産まない自由は語らないんですか。女を産む機械扱いしているのはあなたがたも同じだと思います。
NHKの番組を見て、「ソ連は女子供を真っ先に逃がした。それに比べて日本は民主党は〜」と言っている人もいたみたいですが、『女子供』などという分類はフェミニストなら真っ先に否定すべきなのでは…。子供に親が必要ならば父親も共にあるべきですし、若者の生殖機能への影響が心配なら睾丸だってそうでしょう。
フェミクラスタ(?)には、本当に失望しました。瓦礫受け入れについてはそれこそ行政に賛成の手紙や電話をした方がよさそうですし、もうネットであの界隈見るのはやめるかなぁ。東北差別の文章を見るだけで気分が悪くなります。
こういう気持ちは昨日今日ではなく、震災以降決定的になったんですけどね。ジェンダーの押し付けに反駁する立場を取りながら、既存ジェンダーバリバリの脱原発運動を支持する違和感。放射能に纏わる事柄には『母親と子供』が常に纏わり付いて本当に気持ち悪いです。父親はどうした。

しかし他の人達に失望したからと言って私自身がフェミニストじゃなくなるなんて事はないですし、フェミニズム自体に否定的になる事もありません。これだからフェミは…とは言いたくない。女性に関する色々に疑問を感じているのは確かですから。