女性の人権問題を少子化解消の手段にするな

で、脱原発運動の場合とは逆に、女性差別反対に関しては目的が手段化していると思います。
本来男女の賃金格差解消だとか種々の女性差別の解決はそれ自体を目的とすべきなのですが、何故か少子化解消の手段みたいに語られているのを見るとすごくがっかりします。はっきり言って、女性が生きやすい社会にする事が少子化解消に繋がるかというと全くそんな事はないと思うのですよ。途上国の人口爆発を見ていれば、女性の人権なんてない社会の方が子供が増える事は分かりきっている。じゃぁ少子化対策にならないなら女性差別は放っておいていいのかというとそれは勿論違う。女性差別に限らず、差別をなくす事は何よりも当事者の幸福の為である筈です。別の目的の手段にされていい筈がない。少子化対策なんてしなくていいから男女平等を目指せと、そう言いたいです。
フェミっぽい人にも関わらず、少子化問題解決の為に女性を働きやすく〜とか言っているのをみるとびっくりします。じゃあ少子化対策にならなかったら男女差別は放置でいいの?っていう。