『美人過ぎる議員』という言葉で差別されているのは

『美人過ぎる議員』という言葉で差別されているのは、美人過ぎると言われないその他大勢の女性議員の方だよ!
ある人がtwitter上で語っていて、その中で。『美人過ぎる市議』という言い回しには差別性があるという所まではよかったのですが、その後に続く言葉が…。容姿しか取り柄がないと見做されている、仕事を軽視されているから差別的だと続いていたのでズコーとなりました。え、そこ?と。
いやー、びっくりしました。何が問題であるのか、何処に差別性があるのか、まるで分かっていないようで。
世の女性にとって、容姿を褒められる事はプラス評価でしかありません。仕事の内容を褒められるよりもずっと。ならばある女性の容姿を過剰に褒める事により誰が差別されているのか。『美人過ぎる市議』というのはすなわち、その他の女性議員は不美人であるという前提に立っての言葉なんですよ。これは屈辱的ですし、どんなに頑張っても『美人過ぎる』などとは言われない側からしたらやる気をなくすでしょう。差別されているのは、美人過ぎるなどとは語られない、その他大勢の女性議員です。一番傷付いているのは誰なのか、本当に辛い思いをしているのは誰なのか、それが見えていないのでしょうか。
かなり差別に対して理解ある、リベラルと思われる人でさえこれだ。性別で括るのはよくないとは思いますが、やはり男の人は絶望的に鈍感だと思わざるを得ないです。常に容姿で選別される事を当然としない性別に生まれた幸運さを、自覚してはいないようですね。