フェアトレードや途上国支援よりも優先すべきもの

フェアトレードとか言ってる企業や人々は、まずその考えを日本国内の従業員に向けて欲しいです。身近な貧困は無視して遠くにばかり目を向けるのは偽善です。
東北の被災地支援にしたってそうです。子供達にその場凌ぎの募金を与えるよりも、その子達の親や将来の賃金を上げ労働条件を良くする方が意味がある。
当店では安くていい品物を取り揃えております!そのかわり従業員には無理な接客を強要致しません、笑顔や媚びへつらう社員教育ではなく値段でお客様にサービスします!…というお店が出て来ればいいのに。
私にお金があったら絶対起こすのになー、ダラダラ接客のお店。
日本企業はクレーマーに弱いのだから、従業員に十分な給料を払っていないお店や無駄な感情労働を強いているお店にはクレームを入れて買わないようにすればいいのに。そういう動きが広まればいいのに。でも現実は全く逆だという…
脱原発運動やってるお金持ちの母親さん達はやりませんかね、そういう運動。でも絶対やらないんだろうなー、もしやってもマスコミは報じないんだろうなー。
自分達も奴隷をこき使っておきながら海外の子供達の貧困には心を痛めるこの構図って、漫画や絵本にしたら面白そうではありますね。足腰の弱い中年女性がレジに立ち、無理矢理作らされた笑顔で卑屈なまでに過剰なお礼を言うのをしり目に、アフリカの子供達かわいそかわいそ談義に花を咲かせる有閑主婦たちとか。途上国の労働者の賃金は一日一ドルです、しかし月に20日働けば20ドルになり、実は15ドルもあれば一か月生活できるのです、一方日本の労働者の賃金は1日5000円です。20日働いた月収は手取り10万なのに1か月暮らしていくのに15万はかかります、さてどっちが不幸でしょう?みたいな寓話とか。

そもそも途上国はその分物価も安いでしょう。結婚だって近場で出来るのでしょう。一日一ドル以下で暮らす人々がいるというフレーズには確かにインパクトがありますが、じゃあその国では人々が次々餓死して人口減少しているのかと言うと必ずしもそうはなっていない。それどころか結婚し子供を増やしていきいきと暮らしていたりする。賃金が安くとも住居や食料品がそれ以上に安ければ問題はないのですから。日本の田舎の場合そうはなっていない所が問題ですわ。コンビニやスーパーの品物の値段は変わらない、電車代バス代が高い、ガソリン代が高い、住居費だって言う程安くはない。田舎は物価が安いというステマは悪質だと思いました。