マララははるかぜちゃんに似ている

テレビを見ていたら例のマララさんが出て来て「全ての子供に教育を受ける権利を」とか叫んでいるのを見てうんざりしました。教育を受けてどうするんですか……もとい、教育だけ受けてどうするんですか?子供の時に高度な教育を受けても、大人になってからまともな仕事がないと頭がよくなった分余計に絶望すると思います。高度な学問を学んだ人間が、底辺でブラックな労働環境で満足できるのでしょうか?「全ての子供に教育を受ける権利を」と言っても、それだけでは事態は却って悪くなる怖れがありますよー。「全ての大人に快適な労働環境を!」とセットでなければ無意味です。そもそも教育を受ける権利だけあっても、実際に学力が伸びるかは別問題なので学歴社会による競争、格差という新たな不幸を呼び起こす可能性があります。
彼女は何の解決にもなっていない、表面的な綺麗事しか言っていないのに、年若い少女というだけで持ち上げられるのにうんざりです。既得権益者を脅かさない程度の無意味な活動。ノーベル平和賞でも取るんでしょうか?まぁあの賞は無意味だと思いますが。そういう点ではるかぜちゃんさんに似ていると思いました。結局権力者、大人の男に都合のいい事しか言っていない、本当に耳が痛くて先鋭的な主張なんかしていないのに、彼女を支持しておけば頭が柔らかくて進歩的に見られるからというだけで持ち上げられている点で。
でも、考えようによってはマララは可哀相ですね。もし彼女が大人になって、フェミニズム的に尖った事を言い出したら、それまで彼女を持ち上げて来た人達から梯子を外されそうです。だから子供のうちに評価されすぎる事は、けして彼女自身のためにはならないと思うのですが…。

アンクル・トムという言葉が「白人に媚びた都合のいい黒人」という意味で用いられるように(個人的にそれは嫌いですけど)、「男性のコンプを刺激しない、男性に都合のいいフェミニスト」を表す言葉は何かないですかねー。今のマララはまさにそれ。