女王と愛人

ティム・バートン監督の映画、『アリス・イン・ワンダーランド』を見ました。何か話が単純過ぎていまいちだったかも。映像と音楽を楽しむものと割り切るべきか。
アリスよりも赤の女王に感情移入したなー。年齢的なものもあるのか、それとも単に設定のせいか。生まれつき並み外れて頭が大きいという設定のせいで、恐ろしい悪というよりは可哀相な被害者という印象を強く持ってしまう。
最後の場面は本当に可哀相になりました。ハートのジャックは女王を本心から愛していて欲しかったと思った。まあそんなのありえないんですが。
(白の女王は恐ろしい子だった。赤の女王のモデルがエリザベス1世ならば、こっちはメアリ・スチュワートがモデルなんだろうか。)

しかしアリスの女王でも、白雪姫でも何でもいいんですけど、王妃とその愛人を描いた話とか、面白いかもと思いました!レディコミとかで既に描かれてそうですけれど!
一見単に金と権力目当てに思えた愛人が、女王を本当に愛している設定で。高齢女性の夢っていうか。