イエメンの児童婚

ナショナルジオグラフィックの日本語版を読んでいたら、イエメンやインド、ネパールでは幼い少女を強制的に結婚させる風習が問題になっているという記事がありました。確かにこれは痛ましい。

でも、幼いって事で同情され、助けて貰える人達はいいですね。そうひがみたくもなります。
子供が訴えれば助けて貰えるけれど、大人の場合どんなに無力な弱者でも誰も助けてはくれませんから…。
幼くして結婚させられるよりも、結婚できないのはもっと悲惨なような。
日本の高齢独身女性だって、収入を得る当てがなく野垂れ死にするしかない不幸な身の上には違いないのに。女性の権利なんてないのは日本も同じ。原発事故に伴う放射能パニックで、母親のみに育児を押し付ける社会の在り方にみんな疑問を持っていない事があからさまになりましたから。この国も旧体依然として本質はさっぱり変わりません。小さい子供を持つお母さん達は…ってフレーズにはもううんざりです。
途上国は大変だけど先進国にはそんな事ないよねと言いたげな文章は好きません。
記事の中ではイエメンの少女達は教育を受けられないから、と語られていましたが、教育を受けた所で十分な収入を得られる職に就く事なんてできないのが日本の現実。新卒至上主義と若さにこだわる社会がある限りどうにもならない。教育だけでは駄目だと思うけどなあ。