本来はいい事の筈なんだけど…

京都の送り火中止だの、愛知の花火中止だの、各地のがれき受け入れ中止だの。市民の行動によって行政や権力が動くって本来いい事の筈なのに、どうしてその方向性がアレなんだろう。
私はプロ市民と嘲笑うのは嫌いですし、市民が積極的に動くのはいい事だと思っていますが、肝心の中身が問題です。人を傷付ける方、世の中を悪くする方にばかり簡単に動くという。
子供を守れと国や県や学校に抗議したそのパワーを他の事に使えば、とっくに労働環境も改善され、格差や貧困も、米軍基地問題も八つ場ダム問題も解決してるんじゃないですか?でもそうはならない。いや、する気がない。
私達がどんなに主張しても無駄だったのに、子を持つ母親とやらが泣いて怒って見せれば簡単に言う事聞いて貰えるんですね。まさに母は強しですか。
子供が子供がと、彼女達が本気になって訴えていれば、煙草なんてとっくに全面禁止になっていたんじゃないでしょうか。そう思うとますます忌ま忌ましいです。
結局日本で実を結んだ市民運動なんてのは、持つ者が持たざる者を迫害する横暴でしかないんでしょう。原発事故後の子供を守れヒステリーもフジテレビに対する嫌韓デモも根は同じ。結局は有効なのは弱者いじめだけ。