子供は自分が婚外子になるかどうか選ぶ事が可能である

http://dennou-kurage.hatenablog.com/

社畜ブログさんの記事は大体面白く読んでいるけれど、「子供には自分が婚外子になるかどうか選べない」という記事だけには強い反発を覚えました。
子が親を選べないのなんて婚外子に限らず常にそうじゃないですか。それで相続制度を否定するならともかく何故婚外子に限って問題視するのでしょう。
そもそも「子供」という言葉がミスリード。親が死ぬ時点で「子供」が幼い子供である場合って本当に少数ですよね?実際は殆どがいい年になっていますよね?
大抵は、親が死ぬ時に息子/娘は既に大人になっているのだから、事実婚の両親に法律婚を頼むなり、遺言を書くなりを頼む事は出来ると思います。
つまり「親が結婚しているかどうか」は息子/娘にとって必ずしも「どうにもならない問題」ではない。親の結婚は後からどうにでもなる問題です。
どういう親の元に生まれるかは確かに選べない事です。血統はどうにもならない、本人には一切責任がない。金持ちの親から生まれるか貧乏な親から生まれるかで差が付くのは実に不公平だと思う。しかし親子仲が良好であれば、子供の為に結婚してと願い、それを叶えてもらう事は出来る筈です。ブランジェリーナだってそうですよね。結婚という、後からどうにでもなる問題を血統のような全くどうにもならない問題よりも深刻に考えるのは絶対におかしいと思います。血統による差別を肯定した上で、差別でも何でもない事を差別だと叫ぶという。
婚外子差別」を叫ぶ人々は「法の下の平等」という言葉の意味が分かっているんでしょうか。
全っ然、憲法14条なんかじゃなかったと思いますが、結局法改正されちゃうんですねー…。はぁ憂鬱です。