虐待事件では別れた配偶者を責める気にはなれない

厚木市で父親が交際相手の女性にかまけて息子を死なせて遺体を隠蔽した事件。
横浜の女児遺体遺棄事件。
正直なところ私はどっちの場合も、別れた元妻や夫を責める意見には同意できません。
特に前者の元妻に対しては、逃げるならなぜ子供を連れて行かなかったと責める声が多いですが。DV男の血を引いた子供なんて可愛がれる訳がないでしょう…その元妻の感情を考えると。ましてや男の子ですし。DV旦那に似た子が育って同じように暴力を振るうようになる怖れはかなりあったと思います。
ぶっちゃけ、離婚する時点で配偶者に嫌気がさしている訳で、その嫌な相手の遺伝子を受け継いだ子供を愛せないのは当たり前だと思う訳ですよ。欧米では親同士が離婚しても共同親権で子供とは定期的に会うと聞きますが、それはそれで問題があるんじゃないかなあと思います。
離婚して親権を放棄した場合、もう他人でいいと思います。
昨今は結婚出来ない女性に対し妥協してでも結婚しろと煽る意見が目立ちますが、その結果子供が生まれてその子を愛せない場合のことを軽視しているよなあと思います。

それにしても世間は虐待母に甘いですね。殺されたあいりちゃんは母親に同情する手紙を残していたらしいですが、それを根拠に「あいりちゃんの為にも幸せになって」等という判決が出るのかと思うと吐き気がします。
母親も大変なんだから虐待した母親も被害者という論法の多い事…。それを言うならDV旦那だって社会に抑圧された被害者と言う言い方もできますがそういう意見は聞きませんね。社会的にどんなに困難な立場にあろうが、より弱い者への暴力が許される訳がないでしょうが。