待機児童の解消も40人学級も根は同じ

小学校のクラスが40人学級に戻されるらしいとか。
普通に酷いと思います。小一で40人は多過ぎでしょう。クラスの人数が多過ぎると教師の目も届きませんし子供達のストレスも増えると思います。
35人でも効果が薄いなら、もっと減らそうと考える方が自然なんじゃないですかね。それがどうして増やそうと言う方向に行くんです。
少子化が進んでいるというのなら、尚更少数精鋭の教育でいくべきでしょうに。
ただ、これって本質的には「待機児童の解消」問題と根は同じだと思うんですよ。子育ては幼いうちだけだと考えているという点で、です。待機児童の解消を叫ぶ親御さんや政治家達も結局、子供の幸せではなく自分達の都合ばかりを考えていると。
乳児期、幼児期、小学生中学生高校生、大学、働き盛り、老年期…人生は連続しています。保育園や幼稚園から小学生になって、あるいは大学生や労働者になって、突然別の存在になる訳ではありません。そこの所を考えていない親御さんが多いのでは?
35人学級を見直して40人学級に戻す案に反対している人々も、すぐ側で低賃金ブラック働いている独身の大人の存在には気を留めないのでしょう。
いじめ問題もそうですね。小学生のいじめ自殺には大騒ぎするのに身近な職場のいじめは放置。大人社会が、不細工や無能はいじめてもいいと全力で肯定しているんですから、そりゃあ子供のいじめだってなくなる訳がありません。
幼いうちだけを過保護に守り、その反動か大人になった独身者には「社会の厳しさ」を強要する社会では、子供であるうちに死ぬのが一番幸せな人生という事になるでしょう。