フランスでは発達障害認定される子供が少ないらしい

日本のリベラル派はやたらとフランスの少子化対策を持ち上げますが、そのフランスでは意外と「発達障害」認定される子供は少ないらしいですよ?フランスでは日本やアメリカと違い、「発達障害」に親の育て方も影響も認めているらしく、小さい子供への発達障害認定やましてや投薬にはかなり慎重であるらしいです。もし本当ならそれは良い事だと思いました。

フランスの子供にはADHDが少ない  http://www.amakanata.com/2013/06/adhd.html

ADHDを「診断しない」フランスの取り組み - 発達障害 http://shirokuma-melancholy.seesaa.net/article/422372936.html

なぜフランスにはADHDが少ないのか? http://www.franceplusplus.com/2015/04/adhd/

検索して出てきた記事いろいろ。
今後はフランスの状況も変わっていくのかもしれないが少なくともこれまでは日本程発達障害認定を濫用してはいなかったらしい。良い事だったと思います。
しかし、フランスの少子化対策を持ち上げる日本のリベラルが、この点に言及したのを見た事がない訳ですが……。フランスのやり方が本当に正しいのかどうかは分からない、でもフランスを持ち上げるのならばこういう教育方法に言及しないのはフェアじゃないのではないでしょうか。

かつて橋下徹発達障害は伝統的子育てで防げると言った時に小さい子供を持つ親御さんたちが一斉に彼を中傷した、あの現象は凄くグロテスクに見えました。私は橋下徹の事は全く支持していませんがあの発言は妥当だと思ったのです。そもそも「発達障害」者として不自由するかどうかは周りの寛容さによって大きく左右され、同じ資質を有する子供であっても周りが温かく接してさえいれば何ら問題なく成長できる場合が殆どだと思うからです。しかし彼を攻撃した親御さん達はとにかく「発達障害は先天的な脳の障害であり育て方は関係ない」と言い切りました。環境要因などは露ほども認めないらしい。『発達障害』なるものが果たして本当に存在するかどうか怪しい段階であるにも関わらず、親の育て方は関係ない、先天的に脳が出来損ないなだけだと言い切る事に何ら疑問は覚えないらしい。とかく自分達の子育てに非がないと認められる事が第一であり、その為には我が子を欠陥品と見做す事を選んだように見えてなりません。そこに子供への愛情は感じられませんでした。恐ろしい事だと思います。
「私達の子育てには何も問題ありません。ただこの子が生まれつき出来損ないだっただけです」……こんなことを平気で言う親って一体何なんでしょうか。
日本のリベラルは口先では子供の人権を気にする割に、「発達障害」という生涯変わる事のない欠陥品の烙印を押された子供達がそれについてどう思うかなどは一切考えていないようです。一生そのスティグマを背負って生きざるを得ない子供達のなんと気の毒な事か。「発達障害」のスティグマを与えられた子供達は自尊心を失い、周りに合わせて矯正を要求され縮こまって生きていく。もしかしたら個性的な子、才能豊かな子としてのびのびと育ったかもしれないのに。発達障害認定は子供の可能性を潰すと思います。
発達障害」に親の責任はない、と断言するのはただ単に親を免責したいだけでは?子供の人権に配慮しているそぶりでその実当事者の気持ちなどどうでもいいようにしか見えない日本のリベラルのグロテスクさを感じます。